ワーホリへ行くならどの国がおすすめ?~条件比較・申請編~

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みなさん、こんにちは!ゆっぽです。

このシリーズでは初めてのワーホリで渡航するにあたってどこの国が一番ベストなのかという疑問に、テーマごとにお答えしていこうと思います。

尚、記事の内容は全て筆者の実体験を元に作成しておりますので、今までワーホリで訪れたことのある国(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、オランダ、アイルランドの5か国)の比較に絞らせて頂きます。予めご了承ください。

第1回目となる今回は「申請手続き編」と題しまして、ワーホリ申請の手続きの流れや、必要書類などの観点から、初心者にとってどこの国が一番申請がしやすいのか見ていきたいと思います。

それでは、どうぞ!

オーストラリア

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参考:unsplash

申請難易度:★★

ワーホリの歴史が最も古く、年間約1万人ほどが渡航しており一番人気が高い国としても知られているのがオーストラリアです。条件を満たせば最長で3年間滞在することができる点も大きなメリットと言えます。オーストラリアのワーホリビザ申請の手順は、大きく分けると以下のようになっています。

  1. Immiaccountを作成
  2. 申請フォームを英語で入力
  3. パスポートのコピーと英文残高証明書を添付
  4. クレジットカードでビザ申請料($485)を支払い ※2022年4/19までに入国した場合、申請料が返金される措置あり
  5. eVisa発給
  6. 健康診断(必要な場合のみ)

ポイント1.オンラインでImmiaccountを作成する

オーストラリアのワーホリで必要なeVisaを発給するためには、オンラインでの申請フォームに英語で記入をしなければなりませんので、ここがまずワーホリ初心者の第一の障壁と言えるでしょう。

質問要項自体はそれほど難しいものではありませんが、不安な場合は留学エージェントなどに相談してみると良いかもしれません。

ポイント2.英文残高証明書(オーストラリアドル建て)の添付が必要

こちらは滞在中に十分な資金があることを証明するために、ビザ申請時に添付する必要があります。通常は5000オーストラリアドル相当で、取引銀行によっては証明書の発行に時間がかかる場合もあるので、前もって確認をしておくようにしましょう。

結論

一番のネックである申請フォームの入力を除けば、そこまで煩雑な手続きではないので比較的申請がしやすいと言えます。

ニュージーランド

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参考:unsplash

申請難易度:★★

オーストラリアに次いで2番目に人気なのがニュージーランドです。渡航人数に制限がなく、年間約2000人ほどがワーホリビザを申請しており、更に日本国内で申請をする場合はビザの申請料が無料な点も嬉しいポイントです。

ニュージーランドのワーホリビザを申請する流れは以下のようになっています。

  1. ニュージーランド移民局のホームページにアクセスし、アカウントを作成
  2. NZ政府指定の病院にてレントゲン検査を受ける

ポイント1.必要書類が少なく用意する手間が省ける

ニュージーランドのワーホリビザ申請ではパスポートとクレジットカードの2点があれば申請が可能ですので、必要書類を色々と準備しなくてもよいという点では非常に簡単です。

オンラインでのアカウント作成も、基本的な情報を記入するだけなので、英語が苦手という人でも取り組みやすい中身になっています。

ポイント2.NZ政府指定の病院でレントゲン検査を受けなければならない

書類手続きでは非常に簡単なニュージーランドのワーホリビザ申請ですが、一つだけ厄介なことがあります。それはNZ政府が指定した病院でレントゲン検査を受けなければならないことで、その指定病院というのが日本全国でたったの6か所しかないということです。

東京や大阪、福岡などの大都市に住んでいる人であれば問題ありませんが、地方に在住の方にとってはわざわざ指定の病院まで出向かなければならず、移動費などを考えるとかなり面倒と言えるでしょう。

結論

上記の理由から、都心部在住のワーホリ希望者であれば申請面ではかなり楽と言えます。

カナダ

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参考:unsplash

申請難易度:★★★★

アメリカにはワーホリ制度がないため、アメリカ圏で仕事をしながら滞在するのにはもってこいなのがこちらのカナダワーホリです。年間6500人と定員数が決められているため、毎年早めの応募を心がけないと枠が埋まってしまうということもよくあります。そんなワーホリ人気国のカナダですが、実はビザ申請の手続きがかなり大変だったりします。大まかな流れは以下の通りです。

  1. オンラインでアカウント(GC Key)を作成後、IECの申請
  2. eServiceの登録後、受付完了メールの受信
  3. Invitation(招待)レターの受信
  4. Work permitに関するeServiceの登録
  5. 書類作成
  6. 申請関係費用の支払い
  7. バイオメトリクス採取
  8. ビザ発給

ポイント1.ビザの抽選に選ばれるための登録をする

先述したようにカナダのワーホリビザは人数に制限があるため、まずは自分がビザ抽選に選ばれるためのエントリー手続きをしなければなりません。これがステップ1と2にあたるIECの申請です。

無事に抽選に選ばれるとInvitation letterと呼ばれる招待状がメールにて届きますので、これをダウンロードしてようやく次のWork permitの申請に進むことができます。

ポイント2.Work permit申請には追加書類が必要なケースがある

カナダで就労するためのビザがいわゆるこのWork permitにあたりますが、これを申請するためにはまず過去10年間に遡った職歴を全て登録する必要があります。加えて英文履歴書、家族構成の情報やパスポートの顔写真及び渡航歴の全ページ、証明写真などを全てアップロードしなければなりません。

ここで注意したいのが過去にオーストラリアやニュージーランドなどいくつかの指定国での滞在歴がある場合、上記の書類に加えて追加書類の提出を求められることがあります。

筆者の場合はカナダワーホリ申請時にオーストラリア、ニュージーランドでのワーホリを既に経験済みだったので、該当する国の警察証明となぜか車の運転に関する無事故無違反証明書まで要求されました。(私は車の免許すら持っていません)

日本にいる状態で海外からこういった証明書を取り寄せるのは本当に大変なことなので、カナダにどうしても渡航したいということであれば最初にワーホリの選択肢として考えておくことを強くおススメします。

ポイント3.バイオメトリクスは東京と大阪の2か所でしか対応していない

地獄のように大変なWork permit申請を乗り越えたら最後の砦はこのバイオメトリクスです。簡単に言うと入国前に指紋を登録するための手続きなのですが、なんとこの登録施設が東京と大阪の2か所にしかありません。なので北海道や沖縄県に住んでいる方も必然的にこのどちらかの施設に足を運ぶ必要が出てきます。

予約は電話やウェブでも受け付けているようですが、遠方にお住いの方は日程に余裕をもって行動するよう心掛けたいところです。

結論

他の国と比べても手続きの流れや用意する書類一式が圧倒的に面倒で時間がかかります。自分一人で全工程を完遂するのは至難の業と言っていいでしょう。

オランダ

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参考:unsplash

申請難易度:★

2020年4月に始まったばかりのオランダワーホリは、まだまだ情報が少なく、前例も少ないですが、以前からヨーロッパ方面に興味を寄せていた方々にとっては魅力的な候補地の一つではないでしょうか。
定員は200名で、一時はコロナの影響でビザの発給自体をストップしていましたが、現在は再開しているようです。

オランダのワーホリビザ申請は少し特殊で、以下のようになっています。

  1. メールで事前登録を行う
  2. 事前登録レターの番号が記載されたメールを受信
  3. 入国後、居住許可の申請を90日以内に行う
  4. 申請料(58ユーロ)を支払う
  5. INDオフィスにて生体認証を行う

ポイント1.日本にいる段階でやることはメールを1通送るだけ

オランダのワーホリビザ申請はほとんどの手続きをオランダ入国後に行うかたちになるので、ここが他の国のワーホリビザ申請との最大の違いです。

従って日本にいる間は指定されたアドレス宛に必要事項を記載したメールを送って、返信が来るのを待ちましょう。
無事に返信が届いたら、ビザ申請への事前登録が完了したことを意味します。

ポイント2.現地に到着したらビザ申請に必要な手続きを90日以内に完了させなければならない

オランダに到着したら90日以内に全てのプロセスを完了させなければなりませんので、時間に余裕をもって手続きを進められるよう準備しましょう。申請に必要な書類は申請書、事前登録レター、パスポートのコピーと英文残高証明書です。

到着してから何回かは書類の郵送でのやりとりが続きますので、オランダでの一時的な住所があると便利です。

現地に到着したら最終的にINDという移民局のオフィスに指紋採取を受けに行く必要がありますので、こちらも余裕を持って予約をされることをおススメします。

結論

現地でほとんどの手続きを済ませなければならない不安はありますが、申請自体はそこまで難しくはないので初心者でも割とおすすめです。

アイルランド

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参考:unsplash

申請難易度:★★

アイルランドはイギリスのお隣に位置しており、倍率10倍以上とも言われるイギリスのYMSに比べると年間800人という枠はあるものの比較的応募しやすい国であると言えます。なのでイギリスでの抽選に外れてしまったという方でも以下のステップを踏んで頂ければ、アイルランドワーホリを申請することが出来ます。

  1. 申請書をダウンロード、必要事項を記入し指定のアドレスへ送信
  2. 申請許可が降りたら必要書類を揃えて大使館に郵送

1.受付期間が決まっているのでその期間内に応募を済ませる

アイルランドのワーホリは年に2回応募することができ、いずれも約2週間程度の受付期間が設けられています。

ですのでまずは申請可能時期をこまめにチェックし、応募し忘れてしまうことのないように注意しましょう。

2.必要書類が多いのでチェックシートを使用しながら確実に準備する

最終的に書類は大使館に郵送されるのですが、実際には仲介先のアイルランドワーキングホリデー申請センターに必要書類を提出するかたちになります。

  • 申請許可のE-mail
  • 申請書と写真2枚(6か月以内に撮影されたもの)
  • パスポート原本
  • パスポートのコピー
  • 英文の履歴書(A4サイズ)
  • 英文の卒業証明書
  • 英文残高証明書(日本円で50万円程度)
  • 滞在期間をカバーする医療保険(英文原本とコピー1枚)
  • 航空券(英文原本とコピー1枚)
  • 補足申請フォーム、申請料(¥13,800)振込控え
  • 返信用レターパック510(送付用と合わせて2枚)

申請の段階で滞在期間をカバーする医療保険と航空券の提出が求められますので、予め滞在予定期間や渡航日に関しては決めておいた方が良いでしょう。

また、英文での残高証明書や卒業証明書も求められますので、各種金融機関や自分が卒業した最終学歴の学校に問い合わせてこれらを準備しておくことも忘れないようにしましょう。

申請書と一緒にチェックシートが送られてくると思いますので、一つ一つの書類を確実に準備し、漏れがないよう注意しながらチェックを入れていくようにしましょう。

結論

必要書類を準備するのが少し大変ですが、申請に関わる手続きでどこかへ赴いたりする必要はありませんので、その点はかなり負担を減らすことができるかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は大分長くなってしまいましたが、各国のワーホリビザ申請手続きについて、様々なポイントから比較が出来たのではないかと思います。

ワーホリへの第一歩となるこのビザ申請ですが、初心者の方にとっては色々とつまずきやすいプロセスもあると思うので、この記事を読んで最初の渡航先を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

この先もシリーズとして違うテーマでワーホリ国を選ぶ際のポイントをお伝えしていこうと思いますので、最後までお付き合い頂けますととっても嬉しいです。

ではまた、See you soon!

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