みなさん、こんにちは!ゆっぽです。
アイルランドへワーホリビザや学生ビザで渡航される方にとって、まず第一に必ず済ませなければならない手続きがあります。
ビザさえ持っていればそれでOKなんじゃないの?
チッチッ!甘いよぬっぽ!アイルランドの国境にそんな簡単に足を踏み入れられると思って?
今回はアイルランドへ到着後に最優先に済ませておきたい手続きである、「IRP登録」についてみなさんとシェアしていきたいと思います。
この記事を読むことで、IRP登録の概要や予約の方法、そして当日の手続きの流れについて知ることができますので、今後アイルランドへ渡航予定の方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、どうぞ!
IRP登録とは?
IRP登録とは正式名称を「Irish Residence Permit」と言い、簡単に言うとアイルランドに3か月以上滞在する場合に必ず行わなければならない住民登録のことを指します。
入国審査ではビザの種類に関わらず、上記のような3か月間だけ滞在できますよ~というスタンプを押してもらうのですが、この際審査官に、「入国後から3か月以内に必ずIRP登録を済ませてね」という指示を受けます。
この手続きを正しく踏まないと、政府からアイルランドに不法滞在しているとみなされてしまうため、留学であれワーホリであれ3か月以上滞在する予定がある場合は必ず期限内にIRP登録を済ませておく必要があるというわけです。
以前は手続きを行う役所の名前を取って、「GNIB登録」と呼ばれていたんだけど、今はこちらのIRP登録が正式な名称になっているよ♪
IRP登録の予約方法と必要な持ち物
IRP登録は2022年1月以前はオンライン上でのみ予約が可能となっていましたが、コロナ禍でアイルランド国内でも様々な変化が起こった結果、現在では電話予約のみ可能というスタイルにチェンジしました。
マジかよ~!電話って何言ってるか聞き取りづらいし苦手なんだよね…
これに関しては誰もが通らなければならない最初の難関だから、英語の勉強のためと思って腹をくくるしかないのじゃ!
IRP登録を予約するためにはまず、アイルランド国内のフリーダイヤルである「1800 800 630」に電話をかけます。
電話受付は月曜日~金曜日の9:00~17:00まで行っており、再予約や予約のキャンセルについても基本的にはこの番号に電話をかけることになります。
電話がつながるとすぐに自動音声に切り替わるので、そこで実際のオペレーターに繋がるまで辛抱強く待ちましょう。
筆者は朝一で電話したら運よく7~8分くらいでオペレーターとつながったんだけど、長いと30分以上は待たされることもあるらしいからとにかく気長に構えよう!
オペレーターと電話がつながったら、IRP登録をしたい旨を伝えます。
すると自分の名前や生年月日、Eメールアドレス、国籍、パスポート番号や今回が初めての申請かといった確認をされるので、ひとつひとつ丁寧に答えていきましょう。
向こうもスペルや番号が正しいかを逐一確認してくるので、あせらずゆっくりと受け答えするように心がけよう!
そして全ての質問に答え終わると、最後にオペレーターが最短で予約できる日時を伝えてくれるので、聞き逃さないようにしっかりとメモするようにしましょう。
以前は1か月や2か月先の予約も当たり前だったみたいだけど、今は大分緩和されているせいか筆者も5日後に予約を確定することができたよ♪
電話を切ってからしばらくするとGNIBから上記のような予約確定のメールが送られてくるので、忘れないようにしっかりと保存して当日のIRP登録の際にすぐに見せられる状態にしておきましょう。
なお、ワーホリ渡航者が当日のIRP登録の際に持参するものは以下の5点です。
上記の持ち物に加えて、先ほどご紹介した予約確定メールを手もとに準備したら、あとは当日GNIBへ向かうのみとなります。
IRP登録の流れ
GNIBはダブリン市内の中心部、リフィー川の川沿いにオフィスがあります。
施設名:Garda National Immigration Bureau
住所:13/14 Burgh Quay, Dublin 2
TEL:(01) 616 7700
営業時間:月~木 8:00~21:00/金 8:00~18:00/土日休
アクセス:Tara Streetから歩いて約2分
建物に入る前にガードマンが立っているので、IRP登録で来訪した旨を伝え、予約確定メールを見せると中へ案内してもらえます。
ちなみに予約がないとこの時点で突き返されちゃうから要注意だよ!
建物の中へ入るとまず、受付窓口がありますのでそこでもう一度IRP登録に来た旨を伝えましょう。
確認が取れると受付番号が発行され、指定のセクションで待つように言われますのでその指示通りに建物内部へと進みます。
筆者はこの日、3pmに予約をしており念の為予約時間15分前の2:45pmには役所に到着したのですが、カウンターで渡された受付票を見て思わずびっくり仰天してしまいました。
56人待ち…だと…!?
建物の奥には広い待合室があり、B~Dまで割り振られた区画ごとにほぼ満席状態の予約客で溢れかえっていたのです。
日本の銀行と同じように、モニターに現在受付中の番号が表示されているのですがそこに映っていたのは筆者のB193からはほど遠い衝撃の140番台。
窓口も10以上はあるにも関わらず、実際に対応していたのはたったの2人のみでした。
これは一体何時間かかるんや…!?
思わずそんな不安がふと、脳裏をよぎりましたがとにもかくにも待つしかありません。
幸い、お手洗いやフリーの浄水器が用意されていたため尿意やのどの渇きはなんとかうまく対処することができましたが、館内はWi-Fiもパスワードがないと繋げないようになっており、テレビなども設置されていないのでとにかく暇で仕方ありません。
こんなことなら映画でもダウンロードしてくるんだったぜチクショー!
そして待つこと約1時間半。突然職員が全員窓口裏へ姿を消したかと思うとその後しばらく戻ってこないという事態に。
こんなメチャクチャ混んでいるのにまさかのコーヒーブレイクだと…!?
海外ではどれだけ理不尽に待たされようが、驚くべきことにクレームを言う人はほとんどいません。
日本だったら完全にカオスになっているであろう状況下においても、何事もなかったかのように平然と事は進んでいくのです。
これが海外の洗礼っていうことなのかしら…?
そういうことだぜバディ!
それからさらに待つこと30分強。
17時で全ての電話受付が終了した影響なのか、ここにきて急に窓口が増員、それまでの予約客がウソのようにポンポンとさばかれ始めました。
そして時は流れて時刻はもはや17:30過ぎ。3時間にも及ぶ長い戦いの末ついに!とうとう!待ちに待った筆者の番号が呼ばれることとなりました。
ここまで待たされたのはトイストーリーマニア以来だぜ…!
パスポートやワーキングホリデー許可証、そして受付時に手渡された手紙の送り先を記入する用紙を手渡すと、カタカタと手際よく職員の方が筆者の情報をPCに入力し、その後備え付けの機械で両人差し指の指紋を採取しました。
そして最後にクレジットカードで登録料の€300を支払うと、上記の写真のようにパスポートにIRP登録が完了した旨のスタンプを押してもらえます。
これですべての手続きは無事に終了となり、あとは登録が完了した旨を知らせる手紙とIRPカードが郵送で予め記入した住所あてに送られてくるのでそれを待つのみとなります。
郵送でカードが届くのは最大で10日ほどかかるので気長に待ってみてね♪
まとめ
結局、登録の手続き自体は10分程度しかかからなかったものの、今回の筆者のように運悪く激混み状態の日にあたってしまうと、最悪の場合3時間近く待たされることになりかねないので、IRP登録の際は携帯の充電を満タンにし、そして可能であれば映画の1本でもダウンロードしてから来訪されることを強くおすすめします。
待つのが苦手な人は特に耐えられないくらいの拷問になる可能性アリだよ…
筆者と同じ時期に渡航したワーホリ仲間でも、朝一で予約が取れて待ち時間も含めて全部で15分程度しかかからなかったという人もいれば、今回の筆者のように長時間待たされた人もいるようです。
その時の状況によってこの混み具合というのは随時変わるということが分かったので、今後ワーホリや留学でアイルランドに渡航される方がいらっしゃいましたら、ぜひこのことを頭に入れておいていただければと思います。
今後もアイルランドワーホリに役に立つ情報をどんどん発信してまいりますので、宜しければ引き続き新しい投稿をお待ちいただけるととっても嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではまた、See you soon!
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