みなさん、こんにちは!ゆっぽです。
4月に入り、ダブリンの気候もようやく少しずつではあるものの、暖かくなってきました。
つい先日まではIELTSの試験勉強に追われ、なかなか遠出をする機会が得られなかった筆者ですが、試験が無事に終了したので久しぶりに郊外への観光に出かけてきました。
今回の行き先はダブリン北部に位置する豊かな緑に囲まれた沿岸集落、Malahide(マラハイド)です。
以前の記事でご紹介した港町、Howthよりもさらに北側に位置するこちらの街は、何と言ってもその歴史ある佇まいが魅力的なマラハイド城と、それを取り囲む美しい庭園の数々で有名な観光スポットの一つとして地元民にも高い人気を得ています。
というわけで筆者も巷で話題のマラハイド城見学ツアーに張り切って参戦して参りましたので、今回はその様子をみなさんとシェアしていきたいと思います。
この記事を読むことで、マラハイド城の全貌とその魅力について余すことなく網羅することができますので、ダブリンのおすすめ観光スポットについて知りたいという方はぜひ最後まで読んでいっていただけると嬉しいです。
それでは、どうぞ!
マラハイドへのアクセス
マラハイドへは筆者の住むダンレアリーから、DARTと呼ばれる電車に乗って約1時間ほど、ひたすら北上して向かいます。
シティ方面へ向かう電車には、主にHowth行きとMalahide行きの二種類があるので、間違えないようにしてね♪
道中ののどかな景色を楽しみながら電車に揺られること約1時間、ようやく目的地の終点、マラハイドへと到着しました。
この日は筆者以外にもたくさんの観光客が下車したのですが、そのほとんどは団体ツアーと思しきグループだったので、やはりダブリンの中でも屈指の観光スポットであることがうかがえます。
駅を出てすぐに、可愛らしい町並みと緑豊かな風景が広がっており、当日は日曜日だったこともあり多くの通行人で賑わっていました。
いわゆるマラハイドの集落と今回訪れたお城は反対方向に位置しているのですが、街自体がそこまで大規模ではないため、半日もあれば街全体をじゅうぶんに回ることが可能です。
集落にはパブやレストランが立ち並び、この日は多くの観光客がテラス席でお酒や食事を楽しんでいたよ♪
いざ、マラハイド城ツアーへ
駅を出て真っ直ぐに歩いていくこと約5分、見えてきたのは上記の写真のようなお城への入り口です。
さっそく敷地内へGO!
敷地内はとても広々としており、お城に向かう途中で犬の散歩をしている地元民やランニングを楽しむ人々とたくさんすれ違いましたが、まさに新鮮な空気を吸いながらお散歩するにはぴったりのコースになっています。
しばらく歩いていくと、上記の写真のようなビジターセンターが見えてきました。
ここで当日券を買ったり、ガイドマップをもらうこともできるよん♪
今回、筆者はウェブで事前にチケットを購入してから訪れたのですが、こちらの受付カウンターで直接チケットを購入することもできます。
時期によってはお城のツアーはすぐに定員に達してしまうこともあるので、夏場に訪れる際にはあらかじめウェブでチケットを購入しておくのがおすすめだよ♪
なお、こちらのマラハイド城にはいくつかの見学オプションがあるのですが、今回筆者は最も人気の高い、お城のツアーと庭園へのエントリーがセットになったチケットを購入しました。
ちなみにフェアリートレイルというのはこの時期限定の、イースターにちなんだ宝探し的なイベントのことだよ♪
ビジターセンターでチェックインを済ませると、上記の写真のようなマップと領収書をもらえるので、この2点を持ってさっそくお目当てのマラハイド城へと向かいます。
こちらがお城の外観です。
マラハイド城は約800年もの歴史を持つ、ダブリンでは大変由緒あるお城の一つで、その昔、さかのぼること12世紀に、当時の国王であったヘンリー二世に仕えていたタルボット家が住んでいたそのままのかたちが残されている大変貴重な歴史的建造物でもあります。
筆者が参加したのは11:30からのツアーだったんだけど、予約時には1時間刻みで好きなツアー時間を選べるようになっていたよ♪
お城は3階建ての造りになっており、エントランスをくぐると筆者の他にツアー参加者が約20名ほど、1階の広間でスタンバイをしていました。
そして時間になると同時に、ツアーガイドのお姉さんが1階から順番に、メインとなるエリアを案内してくれるシステムになっています。
各部屋には過去の偉人たちの肖像画や、世界各国から取り寄せた貴重な家具やインテリアが綺麗に並べられており、当時の中世の様式を保ったまま見事に鮮やかな色彩を放っていました。
マーブル調の暖炉やイギリスから持ち帰ったとされるシャンデリアも大変豪華で、当時のタルボット家の栄華と羽振りの良さが伺い知れるようなお部屋の造りになっているのが、写真からもお分かりいただけるかと思います。
こちらはリチャード・タルボットの妻、ローズの寝室になっています。
シルクのカーテンやベッドを支える支柱にも細かなこだわりが随所に見られます。
昔は結婚していても夫婦で寝室が分かれていることはよくあったんだって!倦怠期かしら?
電気がまだ通っていなかったこの時代は、真っ暗な中でもなんとロウソクの灯りのみで全ての生活を成り立たせていたそうです。
アタイは真っ暗闇でのお風呂なんて論外だわ!毛づくろいもできないじゃない!
中世の時代においてもさすがはイギリス文化を受け継いでいるアイルランド。どんな時でもティータイムは欠かせません。
お紅茶は貴族のたしなみよね♪
子供部屋にはベビーチェアやビクトリア朝時代のおもちゃ、さらには絵本のようなものも飾られていました。
ベッドの上のお人形がちょっと怖いわね…
最後に通されたのは一際広いバンケットルームです。
タルボット家の肖像画や、食事を奉仕するのに必要な道具一式が丁寧に飾られており、一段と豪華な雰囲気を醸し出していました。
ここで晩餐会を開いていたのね!なかなかシャレオツじゃない♪
全体を通して約45分ほどのツアーでしたが、知識にあふれたガイドさんによる丁寧な説明や見ごたえのあるお部屋の数々は、見ているだけでもとても新鮮で、たくさん写真を撮っているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。
ちなみに城内の写真は自由に撮れるけど、展示品に触ったりするのは禁じられているのでそこだけ注意しよう!
AVOCAと庭園巡り
お城の見学を終え、ちょうどお昼時でお腹も空いてきたので、筆者はそのまま敷地内に併設されているカフェへと向かいました。
AVOCAは1723に年設立された、ダブリンでは超人気の手芸用品店で、ストールやセーターといった衣類のほか、雑貨やカフェに至るまで幅広いビジネスを展開しています。
筆者が訪れたのはちょうどランチタイムの真っ只中だったため、広々とした店内はほぼ満席に近い状態でした。
朝食メニュー、ランチ、コーヒーにケーキなどたくさんオプションもあるのでどれにしようか迷っちゃう♪
注文カウンターが数か所に分かれているため、まずはご自身の食べたいものを決めてから、お盆を受け取って学食のようなかたちで列に並んで注文をします。
筆者がチョイスしたのは、海外では人気のローストチキンにクランベリーのソースがかかったサンドイッチとアメリカーノです。
イースターホリデー期間には特に好んで食べられているサンドイッチのこの組み合わせですが、あっさりしており日本人の口にも合う味付けになっているので、みなさんも海外旅行等でダブリンに訪れる機会がありましたら、ぜひ一度味わってみてくださいね。
AVOCA併設のギフトショップには、レシピ本や香水、アクセサリーにマグカップなど、お土産やプレゼントにはぴったりな商品がすらりと並べられていますので、店内を見て回るだけでもとっても楽しいです。
何よりデザインがどれもキュートなのでワクワクしちゃう♪
昼食後、お天気も素晴らしかったので敷地内の庭園をお散歩することにしました。
マラハイド城内にはバタフライガーデンやローズガーデンなど、全部で3つの大きな庭園があり、どれも季節に応じてそれぞれ異なる様相を見せる、とても魅力的なガーデンになっています。
お散歩するのはもちろんのこと、芝生でピクニックを楽しんだり、のんびりとベンチに座ってコーヒーを飲んだりすることもできるので、近くにお住いの地元民にとっては欠かせない憩いの場となっているようです。
広々とした庭園は丁寧に管理が行き届いており、所々に面白いモニュメントが建てられていたり、珍しい植物や樹木が植えてあったりします。
豊かな緑に囲まれたこの庭園で吸う空気は一段と美味しく感じられますし、何より心身ともにリフレッシュできますので、これからの季節にはまさにぴったりの観光スポットと呼ぶにふさわしいでしょう。
アタイも久々にシャバに出られて楽しかったわ~♪
まとめ
以上がダブリン郊外のおすすめ観光スポット、マラハイドのご紹介になります。
歴史やお城が好きな方はもちろん、これからの季節にはぴったりの清々しい庭園の数々も楽しめる、筆者もイチオシの観光名所になっていますので、もしもダブリンに来られる機会がありましたら、ぜひ足を運んで頂きたいです。
今回は街を散策する時間がじゅうぶんに取れなかったのが残念ではありますが、マラハイドにはホテルやレストランも点在していますので、ホリデーシーズンになると多くの観光客が訪れる、ダブリンの中でも屈指の人気スポットであることは間違いありません。
アタイも存分に楽しむことができて満足よん♪
今後も現地での生活の様子や、おすすめの観光スポットをどんどん発信して参りたいと思いますので、宜しければ引き続き、次回以降の投稿もお待ち頂けるととっても嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではまた、See you soon!
コメント