アイルランド最大のイベント、セントパトリックスデーとは?

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

thumbnail 海外生活

みなさん、こんにちは!ゆっぽです。

アイルランドではクリスマスやイースターなど、いわゆる「バンクホリデー」と呼ばれる祝日がいくつか存在しているのですが、その中でも一際人々にとってビッグイベントとなり得る日がもうすぐやってきます。

そう、みなさんもご存知「セントパトリックスデー」です。

ぬっぽ
ぬっぽ

セントパトリックスデー?なにそれおいしいの?

ゆっぽ
ゆっぽ

なぬ!?もしかしてぬっぽ、セントパトリックスデーを知らないの?

ぬっぽ
ぬっぽ

日本じゃそんなお祭り、聞いたこともないわよ!

アイルランド最大の祝日とも言われているセントパトリックスデーですが、実は日本を含めた世界各国でもセントパトリックスデーに関連したイベントが毎年開かれているのをご存知でしょうか?

今回は、そんなアイルランド人にとっての一大イベントであるセントパトリックスデーについてみなさんとシェアしていきたいと思います。

この記事を読むことで、セントパトリックスデーの概要とその歴史、そして伝統的な祝い方についても知ることができますので、アイルランドの文化に興味のある方はぜひ最後まで読んでいっていただけると嬉しいです。

それでは、どうぞ!

セントパトリックスデーの歴史

picture1

聖パトリックの祝日(せいパトリックのしゅくじつ、英: St. Patrick’s Day、セイントパトリックス・デー)は、アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日。3月17日。カトリックの祭日であり、アイルランド共和国の祝祭日。

参考サイト:wikipedia

セントパトリックスデーは文字通り、アイルランドにおける偉人の一人である聖パトリックの命日を祝うために設けられた祝日で、キリスト教が主流のアイルランドでは非常に重要な意味を持つ特別な日となっています。

聖パトリックはイギリスの裕福な家庭のもとに生まれましたが、彼が16歳のとき、不運なことにある日突然襲い掛かってきた海賊の一味に拉致されてしまいます。

その後、アイルランドに連れて来られた聖パトリックは、奴隷として売られ、しばらくの間は羊飼いをしながらなんとか生きながらえていましたが、ある時突然聞こえてきた天からのお告げによってフランスへの逃亡を決意します。

フランス渡航後、宣教師となった聖パトリックは現地で様々な経験を積み、ついに彼が60歳になったタイミングで再びアイルランドへ戻ってきます。

フランスで学んだ教えを人々に広めようと、聖パトリックは「シャムロック」と呼ばれる三つ葉のクローバーを用いてキリスト教の教義でもある「三位一体」について熱心に説き続け、いつしか彼の存在はアイルランドの人々にとってかけがえのないものへと変わってゆくのでした。

また、聖パトリックは邪悪の象徴ともされる蛇をアイルランド中から一掃したことでも知られています。

彼の死後、人々は途方もない悲しみに暮れましたが、彼の存在を崇め称える記念日を残したいという人々の切なる願いから誕生したのがこの「セントパトリックスデー」の始まりともされています。

セントパトリックスデーの祝い方

picture2

セントパトリックスデーでは街中が緑一色に染まり、道行く人々もみんな緑色の衣服やアクセサリーを身に付けて街中を闊歩します。

これはなぜかというと、アイルランド人にとって緑は春を表すシンボルカラーでもあり、聖パトリックは春に亡くなったことから彼への敬意を込めてこの日は街一体が緑色で統一されるというわけです。

また、聖パトリックがキリスト教を広めるのに用いたシャムロック(三つ葉のクローバー)や、アイルランドに古くから伝わる妖精、「レプラコーン」をモチーフにした衣装やグッズなどもこの日に限ってはそこら中で見かけることができます。

picture4
金運を呼び込むとも言われているレプラコーン。

本場のアイルランドでは市内でパレードやコンサートなどの大規模なイベントが催されるほか、この日ばかりは食べ物や飲み物に至るまでとにかく緑色に変貌します。

上記の写真のようなグリーンビールや、緑色のカップケーキ、ソーダブレッドにクッキーなども、食紅や抹茶パウダー、もしくはリーフなどを用いてあらゆる食材をグリーンカラーに仕上げます。

日本でいうところのハロウィンのように、一年のうちで羽目を外すことが許される数少ない祝日となっていますので、この日においてはそれぞれが派手なコスチュームやメイクアップで仮装し、一日中宴を繰り広げるのがアイルランドのセントパトリックスデーのお決まりの光景となっています。

世界各地のセントパトリックスデー

このようにアイルランド人にとっては非常に大切な祝日と位置付けられているセントパトリックスデーですが、実はアイルランド以外の国でもこのセントパトリックスデーを盛大に祝う催し物が行われているので、ここでは世界各国でのセントパトリックスデーの様子をお届けしたいと思います。

アメリカ・シカゴ

picture3

上記の写真を見て頂くと分かるように、シカゴではフルオレセインと呼ばれる蛍光色素を使ってシカゴ川を緑一色に染め上げる大胆な演出を拝むことができます。

この他にもアイルランドの伝統的な楽器、バグパイプを用いた生演奏やアイリッシュダンスも楽しむことができますので、アメリカにいながらもまるで本場のアイルランドの雰囲気に包まれたような光景を体験できるでしょう。

ぬっぽ
ぬっぽ

川に生息する生き物たちは大丈夫なのかしらね…?

ニュージーランド・オークランド

ニュージーランドの北島に位置するオークランドでは、スカイタワーやイーデンパーク、オークランド博物館やハーバーブリッジといったオークランドを象徴する観光スポットが一斉に鮮やかな緑色に染まります。

普段の夜景はもちろんのこと、この日でしか見られない貴重なグリーンライトアップを現地で拝むことができたら、きっとみなさんもロマンティックな気分に浸れること間違いないでしょう。

ぬっぽ
ぬっぽ

起伏の激しいオークランドでは夜景がめっちゃ映えるのでデートにもおススメだよ♪

カナダ・バンクーバー

カナダの二大都市の一つ、バンクーバーではケルティック・フェスと称して無料のコンサートライブやマーチングバンドなどを楽しむことができます。

伝統的なケルト音楽に加えてアイルランド映画の上映会なども行われるので、アイルランド文化をより深く理解するにはまさにぴったりのイベントと言うことができるでしょう。

ぬっぽ
ぬっぽ

アートギャラリーでのライブミュージックやファミリー向けのイベントも盛りだくさんで、毎年多くの来場者が訪れることでも知られているよ♪

まとめ

以上がアイルランドで最も盛り上がる祝日の一つ、セント・パトリックスデーのご紹介になります。

今週末から来週にかけては日本各地でもこのお祝いにちなんだ様々なイベントが開催されるので、興味のある方はぜひお近くの催し物に足を運んでみてはいかがでしょうか?

普段全く馴染みのないアイルランドという国について知る良いきっかけになるかもしれませんよ。

ゆっぽ
ゆっぽ

もし良かったらイベントに参加した感想などもコメント等で教えてもらえると嬉しいな♪

今後も現地での生活の様子など、アイルランドに関する情報をどんどん発信して参りたいと思いますので、よろしければ引き続き、次回以降の投稿もお待ち頂けるととっても嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ではまた、See you soon!

コメント