アイルランドワーホリブログ~家探しで人間不信になりかけました~

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みなさん、こんにちは!ゆっぽです。

先日、ツイッターの方でもボソッとつぶやきましたが、新しい引っ越し先のシェアハウスをなんと1週間で追い出されるという前代未聞の事態に見舞われました。

ぬっぽ
ぬっぽ

アンタ一体何をやらかしたの⁉

ゆっぽ
ゆっぽ

それについてはこのあと詳しく説明するからとりあえずそっとしておいて…

これまで5ヵ国でのワーホリを経験している筆者は、滞在先の国で様々なシェアハウス生活を送ってきたのですが、今回のように自分が追い出される側になるというのは生まれて初めての経験だったので、ショックと同時に人間不信になりかけました。

ぬっぽ
ぬっぽ

アンタお豆腐以下のメンタルだものね…

ゆっぽ
ゆっぽ

もう金輪際誰も信用しないぞ…!

というわけで今回は、アイルランドに到着してからの家探しで人間不信になりかけたエピソードを3つ、みなさんとシェアしていきたいと思います。

この記事を読むことで、アイルランドでの家探しがいかに大変かというイメージをつかむことができますので、今後筆者のようにアイルランドへ渡航される予定のある方はぜひ参考にして頂ければと思います。

なお、今回お話しするエピソードはどれも筆者の個人的な体験に基づくものになりますので、アイルランドでの家探しにおいて全てのケースに当てはまるわけではないということだけご留意いただければ幸いです。

それでは、どうぞ!

アイルランド家探しのトラブル:直前になって裏切られる

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unsplashより抜粋

アイルランドでの家探しが他の国のそれと決定的に異なる点は、家を探す側の人間が常に選考される立場にあるということです。

筆者のこれまでのワーホリ経験からすると、家探しというのはあくまで探す側がお金を払って自分の住みたい家を選ぶというプロセスだったので、その家に住むかどうかの最終決定権は常に自分自身にあるものだという認識がありました。

しかし、どのシェアハウスにおいても入居希望者が後を絶たないアイルランドにおいてはその理屈は通用しません。

数ある候補者の中から、一緒に住むにふさわしいと思う人間を、居住者側が選考するのがアイルランド流の家探しです。

事実、筆者もこちらに来てから2回ほど、この洗礼を受けました。

一度目は初めてこぎつけたビューイングの時で、病院でナースとして勤務しているという60代のアイルランド人女性が一人で住んでいる一軒家に内覧へ行く機会があったのですが、ちょうどその女性が勤務する病院に日本人女性の同僚がいるという話題で大変盛り上がりました。

内覧後、筆者はすぐにその家に住みたい旨を伝え、向こうもかなり乗り気だったのですがその週末に別のアイルランド人女性がもう一人、内覧へ来たことで事態は一変してしまいます。

ダブリンから遠く離れたゴールウェイという街から移住してきたらしいその女性は、たまたま家探しサイトでその物件を見つけ、内覧希望のメールを送ったらしいのですがなぜか見事に家主に気に入られ、筆者よりも後からオファーを申し出たにも関わらず、結局サラッと契約を勝ち取っていったのでした。

同じような事例は他にもあり、こちらの物件では事前にビデオ通話で軽いインタビューを受けて、あらかじめお互いの印象を確かめてから実際におうちへ見学に伺うという、かなりの慎重具合でした。

当日、その一軒家に伺うと、前日にビデオ通話で話したアイルランド人女性の2人が快く出迎えてくれ、見学後にその場で紅茶もご馳走してもらい、さらには2人の身の上話まで30分くらい聞かされるという予想もしない展開が待ち受けていました。

これはかなりの好感触だと感じた筆者はぜひともそのおうちに住みたい意思を伝え、またすぐに連絡するね~という前向きな返事をもらったにも関わらず、その晩筆者のもとに届いたのは「やっぱり他の人に決めたから今回の話はなかったことで」というなんとも冷淡な一通のメールでした。

ぬっぽ
ぬっぽ

あれだけ期待させておいてこの仕打ちは何なん!?

ゆっぽ
ゆっぽ

恐らくだけど、やっぱり得体の知れない日本人と住むのは向こうも嫌なんじゃないかな…ぬっぽだっていきなり今日から他の動物と暮らせ!って言われたら嫌でしょ?

ぬっぽ
ぬっぽ

ムムム…まぁそれは確かに…

日本においてアイルランド人が珍しがられるのと同様、アイルランドにおいても日本人はかなり珍妙な人種として認識されているようです。

それにしても、内覧の段階では相当気に入っているような素振りを見せておきながら、いざ住みたいと伝えると辛辣なまでに断られるという経験を2回もすると、筆者のガラスのハートはすでに砕け散りそうな状態にまでヒビが入ってしまったのでした。

アイルランド家探しのトラブル:下心を持って近付いてくる

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unsplashより抜粋

こちらは女性の方は特に気を付けて頂きたい事例になりますが、シェアハウスでは居住者の国籍や年齢、性別がそれぞれ異なるため、場合によっては男女2人が同じ屋根の下で生活するというパターンも起こり得ます。

日本であれば恋人、もしくは夫婦関係でない限りは赤の他人同士が同居するというシチュエーションは、少女漫画に出てくるような展開を除いてはあまり一般的とは言えませんが、実は海外ではそういった関係にない男女が2人でシェアハウスに住むというのはごくごく普通のこととして認識されています。

ゆっぽ
ゆっぽ

実際に筆者もカナダワーホリ時代はバンクーバー出身の60代のおっちゃんと2人で住んでいたしね♪

ぬっぽ
ぬっぽ

親子くらい年が離れてるわね!それで実際は何ともなかったの?

ゆっぽ
ゆっぽ

向こうも毎日出掛けていてほとんど家にいなかったし、車を持っているからよく買い物にも一緒に連れて行ってもらっていたよ♪約1年間一緒にいたけど特に気になる点はなかったかな!

もちろん、上記の例のようにお互いが良識のあるシェアメイト同士であれば、何事もなく平穏にシェアハウス生活を送ることができるのですが、なかにはそうではない事例も悲しいことに存在しています。

ぬっぽ
ぬっぽ

それはやっぱり男女間ならではのいざこざということかしら?

ゆっぽ
ゆっぽ

そういうことだぜバディ!

アメリカのテレビドラマなどを見ているとよく分かるのですが、基本的に海外で生まれ育った男性は非常にフットワークが軽い人が多いので、極端な話、初対面でも少し笑顔で会話を交わした程度で「お?こいつ俺に気があるんじゃね?」という勘違いを生むことがあるのです。

ぬっぽ
ぬっぽ

会う人全員ナンパしてくるってこと?

ゆっぽ
ゆっぽ

そこまではいかないけど、必要以上に親切にすると面倒な事態に巻き込まれることになるよ!

実際に筆者も、何件目かのビューイングの際に顔を合わせたインド人の男性になぜだかは分かりませんがひどく気に入られてしまい、それ以降、その家に住むという契約もしていないのに毎晩しつこくメッセージが来るようになりました。

ゆっぽ
ゆっぽ

日本にいると悲しいくらいにモテないのに、海外に出たとたんこういう輩に目をつけられるのは一体何なんだろ…?

ぬっぽ
ぬっぽ

単に顔がクドいから外国人受けがいいだけじゃない?

はじめは親切心でやりとりをしているだけだと思っていましたが、そのうち「週末何してるの?」「今度飲みに行かない?」などといった明らかに私的な内容のメッセージが立て続けに来るようになり、怖くなった筆者は他の家が決まったという口実でその人の連絡先をブロックしましたが、このように下心を持って日本人女性とシェアハウスを契約しようとたくらんでいる輩は残念ながらどこの国においても一定数存在します。

特に英語にまだ慣れていない海外初心者の方にとっては、ハッキリと自分の意思を主張できないという日本人の特性につけこんでくる悪い居住者に狙われないよう細心の注意が必要です。

ゆっぽ
ゆっぽ

30~50代くらいの男性が一人で住んでいるシェアハウスで募集をしている場合は、その人の素性をよく確かめる必要がありそうだね!

アイルランド家探しのトラブル:理不尽な理由で追い出される

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unsplashより抜粋

100件近くのメールを送ってようやく決まった住居は、駅からも徒歩で約6分、そして職場からは歩いて約30秒という絶妙な立地のアパートでした。

周りにはオシャレな飲食店や雑貨屋さんが立ち並び、ショッピングセンターへも歩いて3分程度でアクセスできるので、筆者にとってはまさに申し分のない好条件のお部屋だったのです。

シェアメイトとなるアイルランド人女性は40代で職業は保安官という、なんともお堅い職業に就いているバリキャリウーマンだったのですが、この人が後々になってとんでもないサイコパスだということが発覚します。

ぬっぽ
ぬっぽ

一体何があった!?

ゆっぽ
ゆっぽ

まぁまぁ、このあとちゃんと説明するからそうせかしなさんな!

当初、ビューイングの際に筆者が言われていたのは、シフト制の仕事で生活習慣が安定しないから、夜はできるだけ静かにしてほしいというたったそれだけの条件でした。

筆者は朝型人間なため、その条件であれば問題ないということで次の日から早速この女性との同居生活が始まったのですが、一週間経って彼女がメールで送りつけてきたのは何とも理不尽な理由での退去督促状だったのです。

以下、彼女の言い分を簡単にまとめます。

シェアメイトの筆者に対する主なクレームの内容
  • 朝6時に起きてご飯を食べたり廊下を歩き回る音がうるさい
  • 早朝から電気を付けるなんてエネルギーの無駄遣いだ
  • 私が夕食を食べたいときにリビングでPC作業をされると気が散って鬱陶しい
  • 一週間に2回も洗濯機を使うな
  • 私が寝ている間はとにかく一切雑音を立てるな
  • 仕事をしていないからと言って一日中家にいるな(だからと言って夜遅くに帰ってるな)

どうやら彼女は体質的に眠りが浅いらしく、ほんのわずかな生活音でさえも起きてしまうという常軌を逸した神経質人間だったのです。

ここで弁解をさせていただくと、もちろん筆者は朝はできるだけ雑音を立てないように努力していましたし、それこそ廊下もくノ一のごとく、毎回息を殺して歩いていました。

洗い物やドアの開け閉めも極力静かに行っていたにも関わらず、電子レンジの作動音やケトルのお湯を沸かす音ですら、彼女には耐え難い苦痛だったようです。

ぬっぽ
ぬっぽ

そんな人間がそもそも他人と一緒に住もうと考えることすらイカれているとしか思えないけどね。

ゆっぽ
ゆっぽ

ほんとそれな!

また、彼女のライフスタイルは基本的に朝の10時~11時の間に起きて、午後から活動をスタートさせるというものだったのですが、内覧の段階で筆者は朝型人間だと伝えていたにも関わらず、自分が寝ている間は一切雑音を立てるなという言い分も到底理解できるものではありません。

加えて、筆者は同じシェアハウスに住む人間同士、リビングのような共有スペースでできるだけ毎日最低一言は会話を交わすことを望んでいたのですが、彼女は自分が帰宅した際に筆者がリビングに居るといつもあからさまに嫌そうな顔をしていました。

職場での立場上、毎日長時間ストレスを抱えながら働かなければならない彼女は、おそらく精神的にも相当な不調をきたしていたものだと思われます。

極めつけとなる出来事は、なんとメールでの文面によると、彼女は筆者が何時に誰と何時間ビデオ通話をしたか、そして自分が留守中の筆者の行動(洗濯機を何回使ったかやシャワーをどれだけの時間浴びていたか)を全て正確に把握していたのです。

ぬっぽ
ぬっぽ

…え?つまりそれって家の中に監視カメラを仕掛けていたってこと?

ゆっぽ
ゆっぽ

考えたくはないけど、頑なに自分の部屋に入られることを気にしていたあたりからも、どうやらその線が濃厚だね…

要人を保護するのが仕事である保安官という職業ならば、監視カメラの一つや二つ、職場で容易に調達することは可能でしょう。

シェアハウスというのはつまるところ、お互いの妥協が一番大切だと筆者は思っています。

他人と一緒に生活する以上、自分の希望を相手に押し付けてばかりでは絶対にこのシステムは成り立ちません。

彼女がなぜ今回シェアメイトを募集するに至ったのかは謎ですが、おかげで筆者はホラー映画さながらのトラウマ体験を植え付けられる羽目になってしまいました。

ぬっぽ
ぬっぽ

結局女性だからって安心はできないということだね…

ゆっぽ
ゆっぽ

だけど初対面でその人のキャラクターを全て把握するのは心理学者でもない限り、至難の業だよ…

筆者以外にも似たような事例で家を追い出されたワーホリメーカーはいるようなので、アイルランドで家探しをされる方は特に気を付ける必要がありそうです。

まとめ

幸い、退去命令を出されたその日にホームステイ先へすぐ連絡をして、無事に戻らせてもらうことができたのでとりあえず今は家探しを続けながら再びホームステイ生活を送っています。

この3週間であまりにもショッキングな出来事が立て続けに起こって、筆者も一時は帰国を本気で考えましたが、そんな中でもひとつだけ良い出来事がありました。

それは念願のカフェでのバリスタジョブをゲットしたことです。

これについてはまた次回以降の記事にて詳しく記載したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ではまた、See you soon!

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