アイルランドワーホリブログ～ついに念願のパブデビューを果たしました～

みなさん、こんにちは！ゆっぽです。

アイルランドに来たら一度は行ってみたかった場所があります。

タイトルからすでにお察しの方もいらっしゃるかと思いますが、そうです。

アイルランドと言えば、パブです。

もはや人々にとって生活の一部にもなっているパブですが、単にお酒を飲む場としてだけではなく、人々が出会い、交流を深める社交の場として機能しているのがアイルランドのパブです。

しかしみなさんもご存知の通り、アイルランドに来てからボッチ道を極めていた筆者は、なかなかこのハードボイルドな場所へ足を踏み出せずにいました。

ところがこのたび、ブログネタのため意を決してひよっこジャパニーズの筆者が地元の人気パブにソロプレイを挑んでみましたので、その様子をみなさんとシェアしたいと思います。

この記事を読むことで、アイルランドの代名詞とも言える本場のパブの雰囲気を知ることができますので、アイリッシュカルチャーに興味のある方やお酒好きな方はぜひ、最後まで読んでいっていただけると嬉しいです。

それでは、どうぞ！

THE FORTY FOOT

The Forty Footは筆者が住む港町、ダン・レアリーの駅から徒歩すぐのところに隣接する劇場、パビリオン・シアターの施設の一部として併設されているパブで、その立地の良さとサービスの充実具合が功を奏して連日多くの地元民で賑わう大人気のパブとなっています。

名前の由来には諸説あり、一説によるとその昔、イギリスから40もの軍隊がこのダン・レアリーという街に上陸し、その屈強な男たちの足跡を記念して名付けられたとも言われています。

外観は広々としており、テラス席や2階席も用意されているため、晴れた日にはダン・レアリーの美しいハーバービューを眺めながらビールを楽しむにはもってこいのパブになっています。

店内の様子

中へ入るとまず目に飛び込んできたのは、横長のゴージャスなバーカウンターと、そこにズラリと並べられたお酒の数々です。

ワイングラスが逆さまに吊り下げられていたり、カラフルなビールサーバーが所狭しと並んでいたりと、まさにテレビや映画でよく見るパブの光景そのものが筆者の目の前に広がっていました。

この日は日曜日のお昼過ぎだったにもかかわらず、店内はすでに７割方埋まっており、子連れのファミリーから年配の夫婦に至るまで、あらゆる客層の地元民がお酒やパブ飯を目当てに訪れていました。

混雑の理由はもう一つあり、それは期間中の全日程にわたり、店内の大型スクリーンにてサッカーのW杯を生中継していることです。

ほとんどのパブでは連日、何かしらのスポーツ中継を流していることが海外では通常ですが、この期間に至ってはW杯に出場していないアイルランドでさえも、やはりサッカーが人々の注目を集めているようです。

パブではお店にもよりますが、基本的にはカウンターで自ら注文するスタイルになっているため、筆者も若干ビビりながらイケオジの隣にさりげなく並びました。

何を注文しようか迷っていたところ、目の前にお得なバーガーセットのサインが飛び込んできたため、すかさず店員さんに「これのビールセットをください」と伝えました。

ビールのラインナップが非常に多く、店員さんにおすすめを聞いても良かったのですが、サインのちょうど真ん中にあった「BLUE MOON」という素敵な名前のビールに惹かれて、いつも自宅で飲んでいるギネスとは少し気分を変えて直観的にこのビールを一緒に注文しました。

パブのメニュー

スターターと呼ばれる、ポテトフライやチーズなどのおつまみ的なメニューから、ピザやステーキといったメインディッシュに至るまで、パブ飯は種類が豊富なのが特徴ですが、こちらのパブでは日替わりでドリンクとセットで注文すると大変お得になるスペシャルメニューを提供しています。

こちらはアルコールメニューの一例になりますが、ここにあるだけでも様々な種類のビールやカクテル、そしてスピリッツがあることがお分かりいただけるかと思います。

バーガーセットを食べながらW杯観戦

筆者が注文したブルームーンというビールは、オレンジピールやコリアンダーの香りが特徴的なベルジャンホワイトで、見た目通りサッパリしていてとても飲みやすいビールに仕上がっています。

口に含んだ瞬間、柑橘系の爽やかな香りと爽快感が感じられ、アルコール度数が5.4％であることを全く感じさせないようなスッキリした飲み口になっていますので、苦味の強いビールが苦手な人には特におすすめしたい商品です。

ビールを飲みながらサッカー観戦を楽しんでいたら、ほどなくして注文していたビーフバーガーが運ばれてきました。

大きさは手のひらサイズでちょうどよく、サクサクに揚げられたポテトとジューシーなバーガーを一緒に頬張ったら、これはもう美味しくないわけがありません。

ベルジャンホワイトとの相性も抜群で、バーガーのこってり感をビールの爽やかさが良い具合に調和してくれるので、最後まで飽きずに食べ進めることができました。

食事に夢中になっていたら、いつの間にかモロッコが2点リードしており、ベルギービールを飲んでいた筆者としては若干複雑な気持ちになりましたが、パブという特別な空間の中で観戦する試合は一味も二味も違って感じられました。

まとめ

今回、アイルランドで初めて一人でパブに潜入してみましたが、思っていた以上にカジュアルで入りやすい雰囲気であるということが分かり、筆者も今後、何かにつけて入り浸りたくなるくらいの居心地の良さでした。

筆者のように一人でしっぽりと飲むのももちろん良いですし、お友達や家族とワイワイ楽しく過ごすにもピッタリの場所であるパブ。

アイルランド人がなぜこれほどまでにパブを愛し、もはや一つの文化として確立させているのか、その所以を、今回改めて知ったような気がします。

みなさんも今後もし、アイルランドに渡航される機会がありましたら、ぜひ一度お近くのパブに足を運んでみて頂きたいです。

一度あの雰囲気を味わったら、あなたもきっとアイリッシュパブの虜になること間違いなしですよ！

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ではまた、See you soon!